特産品

料理

豚骨野菜(ぅわーんふねやっせ、やさい)

豚骨野菜

正月に備え各家庭で飼っていた豚をつぶし、保存のために塩漬けにしていた「塩豚」を、塩抜きして、つわぶきや切干大根、たけのこなどの野菜と一緒に炊いたもの。年越しには、そばではなくこの料理が定番。

油ぞうめん(あぶらぞうめん)

油ぞうめん

各家庭によって違いますが、一番シンプルなレシピは、いりこを油で炒って、少しのだし汁を加えて味付けをし、ゆでたそうめんとニラを入れてからめてできあがり。野菜、塩豚などを入れる家庭もあります。沖縄のそうめんチャンプルーに似ていますが、あっさりしています。急な来客時によく出されます。

ヤギ汁(やぎじる)

ヤギ汁

ヤギを見て「かわいい」ではなく「おいしそう」に見えたら、立派な島ッチュ。羊とも違う独特のくさみがあって好みはわかれますが、夏の暑い時期の舟こぎ大会や豊年祭など体力勝負の場面で、巨大な鍋一杯つくられます。大根や冬瓜(シブリ)を一緒に炊くのが一般的。塩、またはみそで味付けされます。

パパイヤ漬け

パパイヤ漬け

果物として有名なパパイヤ。奄美大島では青いうちに収穫し、野菜として調理されることのほうが多いです。たんぱく質消化酵素を多く含むので、肉と一緒に食べると消化を助けますが、酵素が強いのでアク抜きが必要です。ゴム手袋をしてから皮に包丁で筋目を入れ、白い汁が出たら洗い流して、皮と種を取り除き、薄くスライスして水にさらしてから炒め物、にんにくしょうゆなどで漬物に。鶏飯の薬味にも使われます。大根よりも歯ごたえがパリパリしています。

食材

すのり

すのり

「もずく」のこと。沖縄と同じフトモズクですが、沖縄よりも海水温が低いため、繊維がつまって歯ごたえがあるといわれています。定番の酢のものはもちろん、衣をからめてサックリ揚げた天ぷらがおすすめ。汁ものや麺類、雑炊の具としても使われます。

シシ

シシ

奄美大島には、本土とは別の種類の「リュウキュウイノシシ」が生息しています。本土のイノシシよりも小型で、主に椎の実を食べているため、脂身はナッツのような香りがあり、ほとんど臭みはありません。焼いて塩だけで食べるのがおすすめ。血も一緒に煮たシシ汁はかなりクセがあります。狩猟解禁は冬期。夏はヤギ汁、冬はシシがスタミナ食の代表です。島ッチュのテンションがあがる食材のひとつ。

つばしゃ

つばしゃ

ツワブキのこと。まるくて艶のある大きな葉が特徴。奄美大島には各地で自生していて、島も寒くなってきたなあと感じるころ、黄色い花を咲かせます。ふだんそうと同じく、豚骨野菜の代表的な具のひとつ。

菓子

さたんがぶ

さたんがぶ

さた=砂糖、ん=の、がぶ=塊。黒砂糖のこと。くるざた、とも。島で育ったサトウキビを絞って煮詰め、固めたもの。もちもち、ほろり、さくさく、と各工場で味や食感はさまざまなので、お気に入りを探してみてください。冬〜春はその年に収穫したサトウキビでつくった新糖の季節。

果物

たんかん

たんかん

てぃだ(太陽)の光をたくさん浴びて育った柑橘。奄美大島には島みかん、ポンキツかん、赤みかん、ポンカン、フスー、クサクネブなど色々な種類のみかんがありますが、たんかんは間違いなく一番人気。濃厚で豊かな果汁は、柑橘好きにはたまりません。旬は2月〜3月前半まで。

飲み物

天然水(あまいろ)

天然水(あまいろ)

奄美大島の中でも自然の深い住用地区で、地下200m、白亜紀後期の地層から汲み上げた水です。軟水なので飲みやすく、お茶やお酒に使うとまろやかな味わいになります。

黒糖焼酎

黒糖焼酎

芳醇な香りで、奄美群島でのみ製造が許可されているお酒です。黒糖を原料にしたお酒は酒税法上ではラム酒になりますが、奄美群島では特例として、米麹を加えることで焼酎として扱われています。群島では27の酒蔵があり、それぞれ個性のある酒造りをしています。

工芸品

本場奄美大島紬

本場奄美大島紬

奄美群島で生産され、絹100%、先染め、手織りで絣合わせをして織られた紬。代表的な染め方の「泥染」は、テーチギ(車輪梅)を煮出した染料で染めたあと、島特有の鉄分を多く含んだ泥田で染めることを繰り返す方法で、赤茶色の染料が化学反応で深みのある黒に変わっていきます。また、泥をもみこむことで糸がやわらくなり、他にはない羽衣のような軽さを生みます。奄美で織られた「本場奄美大島紬」には地球印の証紙、その他の鹿児島県下で織られた「本場大島紬」は旗印の証紙がついています。島外では正式な場での着用は避けられているようですが、奄美では成人式や結婚式等、ハレの日の正装としても着用されます。